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社員研修といえば、スパルタ式のハードな内容のものがもてはやされた時代があった。
しかし、今、人事担当者が注目しているのは、スパルタ研修とは真逆の発想から生まれた「チームビルディング研修」だ。
チームビルディング研修は、株式会社ワングロースが行っている研修で、参加社数が130社を突破するという勢いである。
研修の内容は、大自然の中で頭と体を使いながら、仲間と共に課題を解決していくアドベンチャーのような体感型の研修で、受講者同士が能動的に動いていくことで、各自の自立性や協調性を強めていくというもの。
自然の中で行う研修といえば、無理強いをし、我慢させることで忍耐力を身につけることを目的としてきたのがこれまでのスパルタ式。
しかし、現代の社会では、忍耐力以上に自立心や協調性、問題解決能力などが求められている。
チームビルディング研修は、受講者に強制的に何かをさせることはせず、課題の解決方法をチームに委ね、講師は意見を促したりまとめたりする役割に徹している。そのため、誰かが動かなければ何も進まない。また、1人だけが先に進んでも課題を解決することにはならない。各自の主体性・協調性なしにはクリアできない課題を解決していく内容となっているのだ。
研修は1企業毎に開催しているが、一度参加した企業が、2~3回リピートするケースが多くあるという。中には1社で10回程リピートする企業もあり、リピート率の高さが、チームビルディング研修の特色でもある。
職場がフレッシュな新入社員であふれ、既に研修が始まっている企業も多いだろうが、管理者なら、次年度からの研修の参考にするためにも、研修内容を確認しておくことをお薦めしたい。
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