公開日 /-create_datetime-/
管理部門の中でも経理職は人気が高く、転職市場では狭き門とされています。
一方、経理に特化した転職サイトや転職エージェントを利用すれば、経理の転職活動はスムーズに進むとも言われています。
この記事では、自分に合うキャリアや求人を紹介してもらえる転職サイト・転職エージェントの選び方をはじめ、経理の転職にまつわるさまざまな情報をお届けします。
目次【本記事の内容】
サービス名 | 特徴 |
---|---|
MS Agent |
|
doda |
|
ビズリーチ |
|
SYNCA |
|
---|---|
アサイン |
|
マイナビエージェント |
|
パソナキャリア |
|
JACリクルートメント |
|
ジャスネットキャリア |
|
Rexアドバイザーズ |
|
「MS Agent」は、株式会社MS-Japanが運営する管理部門・士業に特化した転職エージェントです。
「管理部門・士業におすすめしたい転職サービスNo.1」と評価されるなど、創業30年以上の実績ならではの質の高い転職サービスが特徴です。
特化型転職エージェントとして、経理に関する深い専門知識や転職市場動向を把握しているため、質の高い転職サービスを受けることができます。
サポート内容も充実しており、キャリアアドバイザーによるキャリアプランの提案や、業界最大級の求人数から最適な求人の紹介、書類・面接対策だけでなく、採用企業との各種交渉も代理人としてサポートしてくれます。
求人検索で重要なのはサイトの求人数ではなく、希望条件を絞り込んだ時の求人数です。MS Agentは業界最大級の求人数を扱っているため、経理に絞った求人数はトップクラスです。
また、市場には出回っていない人気企業の求人や重要ポジションとして一般公開できない求人を非公開求人として扱っており、MS Agentでしか紹介されない求人も多数扱っています。
MS Agentでは、経理だけでなく人事や総務、会計事務所など、経理に近い職種の求人も多数取り扱っています。
キャリア面談で、ご経歴やご希望をお伺いしたうえで、求職者の方に最適な求人を紹介してくれます。
キャリアアドバイザーの迅速な対応により、効率的な転職活動を実現することができました。他社からの内定を受けていたため、最初は応募をためらっていましたが、会社の業績や概要、募集しているポジションについての詳細な説明を聞いた結果、そのチャンスに挑戦することを決意しました。
MS Agentのキャリアアドバイザーのおかげで、最初の面接から最終面接、内定獲得まで、わずか1週間で完了しました。忙しい仕事の合間を縫っての転職活動でしたが、キャリアアドバイザーのサポートのお陰でスムーズに進めることができ、感謝しています。
運営会社 | 株式会社MS-Japan |
---|---|
求人領域 | 管理部門(経理・人事・法務など)、士業(会計士・税理士・弁護士) |
求人数 | 経理・財務の求人数:3,086件(2024/3/25時点) ※非公開求人を除く |
主なサービス |
|
「doda」はパーソルキャリア株式会社が運営する大手転職サイトです。
正社員の求人を中心に幅広い業種・職種に対応しており、国内最大級の求人数を誇ります。
豊富な求人数から、職種や勤務地だけでなく、働き方や会社環境、福利厚生など様々な条件で検索することができるため自分に合う求人を検索することができます。
また、経理以外にも興味がある職種があれば一緒に検索することができます。
自分で求人を探したい方は「直接応募」、1人での転職活動は不安という方は「エージェントサービス」、忙しくて転職活動に時間が取れない方には「スカウトサービス」と、自分のペースに合わせてサービス内容を選ぶことができます。
エージェントサービスでは、各業界・職種の知見が豊富な専門スタッフが、キャリアプランの提案から求人の提案、面接対策など、転職活動を幅広くサポートしてくれます。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
---|---|
求人領域 | 全ての業界業種 |
求人数 | 経理(財務会計)の求人数:5,792件(2024/3/25時点) |
主なサービス |
|
ビズリーチは、株式会社ビズリーチが運営する、ハイクラスな転職市場を対象としたスカウト型転職サイトです。
ビズリーチが直接企業紹介や面談を行うことはなく、企業やヘッドハンターと求職者が直接コンタクトを取ることができます。
ビズリーチに掲載している求人の約3分の1は、年収1,000万円以上の求人です。
経理の中でも、幹部や管理職などのプロフェッショナル人材向けの求人が多数掲載されています。
ビズリーチでは、有料企業や一流のヘッドハンターから来るスカウトをもとに、非公開案件を含むハイクラスの求人情報を紹介するサービスとなっています。
スカウトを受け取ることで、企業からの客観的な評価を知ることができるので、自分のキャリアに自信を持ちたい、市場価値を知ったうえで転職活動をしたいという方におすすめです。
プロのヘッドハンターからスカウトが来るので、自分では考えてもいなかった企業から求人が来ることもあります。キャリアの幅を広げたいという方にもおすすめです。
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
---|---|
求人領域 | 全ての業界業種(ハイクラス) |
求人数 | 経理(財務会計)の求人数:2,874件(2024/3/25時点) ※非公開求人を除く |
主なサービス |
|
「SYNCA」は、株式会社WARCが運営する、経営管理部門に特化したスピード転職サービスを提供する転職エージェントです。
SYNCAでは、求職者の選択肢が増えるように、求職者自身で求人に応募することも、職歴やスキルをもとにスカウトを受け取ることもできます。
また、掲載している求人は、中小から大手、ベンチャー企業など幅広く、分野を絞らず選択肢を広げることができるようになっています。
積極的なサイトの利用で、積極採用中の求人との出会いが増えて、スピード感のある転職活動につながります。
経理を含む管理部門の転職においては、スキルの可視化が難しく、ミスマッチが起こりやすいとされています。
SYNCAが提供する市場価値診断ではアンケートに回答するだけでスキルの可視化ができるため、スキルに応じた適正年収を知ることができます。
運営会社 | 株式会社WARC |
---|---|
求人領域 | 管理部門(経理・人事・経理企画) |
求人数 | 経理の求人数:不明 |
主なサービス |
|
「アサイン」は、株式会社アサインが運営する20代、30代ハイエンド向けの転職エージェントです。
求職者の経歴と価値観をもとにしたキャリアシナリオをアサイン独自のAIが作成してくれるサービスにより、求職者は自身のキャリアを可視化してみることができます。
アサインは転職を前提としたサポートではなく、求職者のキャリアに基づいた中長期的なサポートをしてくれます。
特にコンサル転職にも強いので、将来的に経理からコンサルへの転職を考えている場合、今後のキャリアについて相談することができます。
アサインは、20代30代ハイエンド向けの転職エージェントのため、掲載している求人のターゲットも若手向けになっています。
また、面接や書類の対策もできるため、初めての転職でも安心のサポートが充実しています。
運営会社 | 株式会社アサイン |
---|---|
求人領域 | 全ての業界業種(若手ハイクラス) |
求人数 | 経理の求人数:不明 |
主なサービス |
|
「マイナビエージェント」は、株式会社マイナビが運営する転職エージェントです。
オリコン顧客満足度調査では、2023年、2024年と2年連続で転職エージェント第1位に選ばれている、実績のあるサービスです。
マイナビエージェントでは、各業界・業種に精通したキャリアアドバイザーが、専任でサポートをしてくれます。
ただ、1つの業界・業種だけに特化しているわけではないので、経理以外の求人も紹介してもらうこともできます。
初めての転職や、未経験業界への転職でも安心できるように、キャリアアドバイザーによる丁寧なサポートが特徴です。
また、企業への営業を行うリクルーティングアドバイザーによる徹底した情報収集により、求職者と企業の最適なマッチングができるようになっています。
マイナビエージェントでは、キャリア面談だけでなく、面接対策や応募書類の添削などサポート体制が充実しています。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
---|---|
求人領域 | 全ての業界業種 |
求人数 | 経理の求人数:1,257件 非公開求人数:339件(2024/3/25時点) |
主なサービス |
|
「パソナキャリア」は、株式会社パソナが運営する国内最大級のハイクラス向け転職エージェントです。
オリコン顧客満足度調査では、ハイクラス・ミドルクラス転職で6年連続1位を受賞しています。
パソナキャリアで扱っている求人の約半数が年収800万円以上のハイクラス求人です。
また、長年の実績と信頼があるパソナグループだからこそ寄せられるコンフィデンシャル求人など、パソナキャリアにしかないポジションも紹介してくれます。
パソナキャリアは、全国47都道府県に拠点があり、コンサルタント人数が約500名、累計転職支援実績は約54万人と国内最大級の転職エージェントです。
また、日本の上場企業の求人の約7割を掲載しているので、求職者は希望条件に合う優良求人を見つけることができます。
パソナキャリアには、キャリアアドバイザーの他に求人担当のリクルーティングアドバイザーがいます。
リクルーティングアドバイザーが求人票だけでは分からない企業のニーズを把握しているので、求職者と企業のベストマッチングが可能となっています。
運営会社 | 株式会社パソナ |
---|---|
求人領域 | 全ての業界業種(ハイクラス) |
求人数 | 経理・財務・会計の求人数:1,899件(2024/3/25時点) ※非公開求人を除く |
主なサービス |
|
「JACリクルートメント」は、株式会社ジェイエイシーリクルートメントが運営する、ハイクラス向けの転職エージェントです。
長年各企業の採用コンサルティングから得られた企業からの信頼により、管理職やエグゼクティブ、専門職などのハイクラス・ミドルクラスに特化した転職支援が可能になっています。
また、イギリスやドイツ、アメリカなどにも拠点があるため、国際領域で活躍できる人材の転職支援も行っています。
JACリクルートメントが使う求人の約75%はWEBサイトには掲載していない非公開求人です。
CFOなど重要なポジションの求人が非公開求人になりやすく、JACリクルートメントだから紹介できる独占求人も多数掲載しています。
JACリクルートメントのコンサルタントは、企業と求職者のどちらも担当しているため、より双方のニーズにあったマッチングが可能になっています。
求職者にとっては、求人の裏側や企業情報を把握することができるので、入社後のミスマッチを防ぐことにもつながります。
運営会社 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント |
---|---|
求人領域 | 管理職・技術/専門職 |
求人数 | 経理・財務の求人数:663件(2024/3/25時点) ※非公開求人を除く |
主なサービス |
|
「ジャスネットキャリア」は、ジャスネットコミュニケーションズ株式会社が運営する、会計や税務、経理財務に特化した転職エージェントです。
日本マーケティング機構によるブランドイメージ調査では、「専門性が高いと思う転職エージェントNo.1」を受賞しています。
ジャスネットキャリアは、公認会計士への転職支援から始まり、経理財務分野にも特化した事業展開をしているため、専門的なキャリア相談や求人紹介が可能です。
ジャスネットキャリアでは、上場企業やベンチャー企業、監査法人や会計事務所など5,000社以上との取引実績があるため、若手向け求人から管理職求人まで幅広い分野で求人紹介が可能になっています。
また、企業名を公開できない非公開求人も多数あり、ジャスネットキャリアでしか紹介できない求人にも出会えます。
運営会社 | ジャスネットコミュニケーションズ株式会社 |
---|---|
求人領域 | 会計・税務・経理、財務 |
求人数 | 経理の求人数:2,129件(2024/3/25時点) ※非公開求人を除く |
主なサービス |
|
「Rexアドバイザーズ」は、株式会社レックスアドバイザーズが運営する。公認会計士や税理士、経理向けの転職エージェントです。
Rexアドバイザーズは、会計士や税理士、経理財務分野専門の転職エージェントだからこそわかる転職市場をもとに求職者のサポートを行ってくれます。
初めての転職では、転職の軸が定まっていないことや、転職活動の中で方向性が変わってしまうことがあります。
Rexアドバイザーズでは、そのような求職者の方でも安心できるように、納得できるまで何度も相談ができて、キャリアや志向整理を手伝ってくれます。
また選考前には、書類や面接での具体的なアドバイスなど、内定率を上げるためのサポートも可能な範囲で行ってくれます。
Rexアドバイザーズで扱っている求人の多くが、企業から直接依頼を受けた求人です。
そのため、企業が求める人物像などを詳しく把握しているため、求職者の思考や適性との最低なマッチングが可能になっています。
運営会社 | 株式会社レックスアドバイザーズ |
---|---|
求人領域 | 会計士・税理士・経理・財務 |
求人数 | 経理・財務の求人数:991件(2024/3/25時点) ※非公開求人を除く |
主なサービス |
|
各転職サイトの特徴はなんとなく分かったけど、自分にあうサービスがどれか分からない…というときは次の5つのポイントを参考にしよう!
自分に合う経理の転職サイト・転職エージェントの選び方を整理してみましょう。
経理や管理部門にキャリアが定まっている場合は、経理・管理部門に特化した専門型の転職サイトがおすすめです。
その理由の一つが、経理に精通したキャリアアドバイザーからサポートを受けることができるためです。
逆に、将来のキャリアについて定まっていない場合は、総合型の転職サイトという選択肢があります。
転職活動を行う上で、転職サイトに掲載してある求人数は多いに越したことはありません。
しかし、全体の求人数だけでなく、経理の求人数や希望の条件に合う求人数を比較することが肝要です。
経理の求人に絞ると、総合型よりも専門型の転職サイトの方が、多くの求人を掲載している可能性があります。
初めての転職や転職に不安がある場合は、転職サイトよりも転職サポートが充実している転職エージェントの利用がおすすめです。
ただし、転職エージェントによってサポート体制はさまざまなので、自身が求めるサポートサービスがあるかを確認しましょう。
サポートの例としては、求人紹介、書類・面接対策、セミナー、条件交渉などがあります。
転職エージェントを利用する上で重要なポイントは、担当となるキャリアアドバイザーとの相性です。
カウンセリングや面談を通して気軽に相談ができるか、有益な提案がもらえそうかを確認しましょう。
もし相性が良くないと感じたら、キャリアアドバイザーを変更してもらうように伝えることも重要です。
転職成功実績が多いということは、転職成功のノウハウが豊富であるともいえます。
転職成功者の傾向や経理の求人で求められる経験・スキルがわかれば、有利に転職活動を進めることができるでしょう。
5つのポイントを網羅するには
「経理専門の転職エージェント」+「総合型転職サイト」+「スカウト型転職サイト」の3サービスへの登録がおすすめ!
登録するサービスは多すぎても少なすぎても上手に使いこなせないので、3つに絞りましょう!
次に、経理が転職エージェントを利用するメリットを紹介します。
経理で転職エージェントを利用する第一のメリットは、非公開求人を含めて幅広い求人を紹介してもらえることです。
非公開求人とは、一般の求人サイトや広告に掲載されず、エージェント経由でしか手に入らない求人です。
企業が経理職を非公開求人にする理由は、人気の経理職を公開すると採用プロセスが煩雑になりやすいこと、公開によって自社情報の漏洩リスクが懸念されることなどが考えられます。
非公開求人は非公開ゆえに競争率が低く、自身の希望条件にマッチした経理求人が見つかりやすいでしょう。
経理のキャリアプランについて相談に乗ってもらえることも、転職エージェントを利用するメリットの一つです。
キャリアプランの相談では、自身の強みや弱みを客観的に把握し、将来のビジョンを明確にすることができます。
また、リーダーシップやマネジメント経験の有無など、将来のキャリアにかかわる重要な要素を評価した上で、適した企業を提案してもらえます。
さらなるキャリアアップを目指す際も、具体的なアドバイスとサポートを通じて、今以上のキャリアが見通せるようになるでしょう。
応募書類の充実度や面接対策は、転職活動において重要なポイントです。
そのポイントを転職エージェントから丁寧にアドバイスを受けることで、応募書類のクオリティが向上し、書類審査を通過しやすくなります。
よくある一般的な対策だけでは自身の持ち味がうまく表現できず、選考評価で差別化されにくいこともあります。
転職エージェントはノウハウを活かして個々の経験やスキルを見つけ出し、どのようにアピールすべきかを的確にアドバイスしてくれます。
自己分析やアピールポイントの見逃しも防ぎ、自信を持って面接に臨めるでしょう。
転職サイトや転職エージェントを活用する際の手順は、以下の6つのステップになります。
まずは転職サイトや転職エージェントに会員登録をしましょう。
申し込みフォームには簡単な情報や希望条件を入力します。
登録後は担当者から連絡があり、面談日程を調整します。
面談ではキャリアアドバイザーが経歴や希望を詳しくヒアリングします。
リモートや電話で行われることもあり、カウンセリングを通じて転職プランや求人情報が提供されます。
面談内容をもとに、公開・非公開求人の中から希望に沿った求人情報を紹介してもらえます。
エージェントは企業の風土や仕事内容も把握しており、知りたい情報を提供してくれます。
希望する求人に応募したら、エージェントが手続きを代行します。
応募書類の添削や面接のアドバイスも受けられます。
日程調整や選考結果の連絡もエージェントが行います。
内定前後には条件面での交渉があります。
ここではエージェントがサポートし、円滑な退職や入社に向けた準備をアドバイスしてくれます。
内定後は入社日程の調整などをエージェントが行います。
入社後に疑問や問題があれば、担当者に相談しましょう。
サービス名 | 特徴 |
---|---|
MS Agent |
|
doda |
|
ビズリーチ |
|
SYNCA |
|
---|---|
アサイン |
|
マイナビエージェント |
|
パソナキャリア |
|
JACリクルートメント |
|
ジャスネットキャリア |
|
Rexアドバイザーズ |
|
自分に合う転職サイト・転職エージェントは見つかりましたか?
ここからは経理の転職を成功に近づけるためのポイントや最新の転職市場について紹介します!
経理の求人は特に1〜2月に集中する傾向にあります。その理由は、企業の業務サイクルや決算時期に関連しています。
多くの企業は3月末を決算時期とし、税務申告を終わらせる5月末までが繁忙期となります。
この繁忙期に採用活動を避け、4月までの人員確保を目指して1〜2月に求人募集を実施することが多くなるのです。
1〜2月は経理の転職市場で多くの選択肢があり、条件に合った求人に出会いやすいため、この時期に合わせて転職活動を行うことがおすすめです。
経理の転職に成功した人の多くは、1〜2ヶ月で転職先を見つけているというデータがあります。
一般的に転職活動の期間は3ヶ月程度とされているので、それよりも1ヶ月以上短いことになります。
この短期間の理由として、経理の専門性や需要の高さが挙げられます。
経理のスキルや経験は市場価値が高く、需要も安定しています。
そのため、適切なスキルを持っている場合、求人とのマッチングが比較的迅速に行われることがあります。
ただし、納得のいく転職先を見つけるためには十分な比較検討が必要となるため、余裕を持った活動期間を確保することも重要です。
近年、AIやRPAの発達が注目される中で、経理の仕事は変容しつつあります。
AIやRPAが特定の業務を代替する可能性があり、経理職の消滅につながるとも言われています。
しかし、実際のところはどうなのでしょうか。
AIやRPAは定型的な業務を効率良く処理でき、経理の日々の取引やお金の流れの確認といったルーチン業務に適しています。
このような業務の自動化は進む可能性がありますが、完全に置き換わるわけではありません。
経理の専門性が必要な分野やイレギュラーな対応、経理の文化であるペーパーでの業務など、人の手が必要な場面も残るからです。
また、金銭に絡む経理業務はミスが許されないため、最終確認が非常に重要です。そこには未だ科学技術に頼らない人間の判断が不可欠とされています。
結局のところ、AIやRPAの登場により経理業務は変化する可能性が高いですが、経理職の完全な消滅は考えにくいと言えます。
AIやRPAの補助を受けながらも、経理の専門知識や判断力を持つ人材が今後も重要視されるでしょう。
ここでは、経理の転職を成功させるためのポイントに着目してみます。
経理の転職活動では、転職サイトや転職エージェントを複数利用することがおすすめです。
経理職は採用の競争率が高く、希少性があるため、経理専門の転職エージェントを含めた3媒体以上の登録が得策です。
経理に精通したエージェントは業界の動向やニーズを把握しており、マッチング度の高い求人情報にも期待できます。
企業の情報収集は転職活動の成功に欠かせません。
企業の文化、価値観、業績、将来展望などを把握することで、自身のキャリア目標と企業の適合性を判断できます。
転職エージェントを通じて情報を得ると、そのエージェントのネットワークや業界知識を活用して、より深い情報を入手できます。
さまざまな情報ルートを持つエージェントなら、貴重な裏情報などを教えてくれることもあります。
応募書類や面接は、自己アピールや評価の場です。ここでの印象や提案内容が重要になります。
転職エージェントは過去の成功事例や経験をもとに、適切な応募書類の作成や面接対策をサポートしてくれます。
エージェントとのヒアリングを通じて、自己分析や強みの把握を行い、それを活かしたアプローチを準備することが重要です。
また、エージェントは企業の求めるポイントを把握しており、その情報をもとに効果的な対策を提案してくれます。
管理部門の求人案件は非常に人気で、スキルの汎用性が高い経理は特に人気なため、大企業の経理求人には経理経験者が殺到します。
企業側も即戦力を求める傾向にあるため、未経験者よりも経験者が優先的に採用されることが実情です。
では、未経験でも経理に転職するためにはどうすればいいのでしょうか。以下にそのポイントを紹介します。
未経験者でも可能ということであれば、経験者に対するハードルはかなり下がります。
その企業が新しい人材を育てる意欲があり、研修やサポートを提供してくれる可能性にも期待できます。
こうした環境でスタートすることで、経験を積むチャンスが広がります。
20代での転職は、未経験からのスタートに適したタイミングです。
若いうちに新しいキャリアに挑戦することで、成長に時間をかけることができます。
また、柔軟性や学習能力が高い点が企業側にとって魅力になります。
簿記2級の取得は、経理業務の基礎知識を持っていることをアピールする手段です。
未経験者でも基本的な知識を備えていることがわかれば、採用担当者の信頼を得やすくなります。
経理事務からスタートすることで、経理に関連する業務に携わりながら実務経験を積むことができます。
この経験は、将来的に経理業務に進む際のスキルや理解を深め、転職でも有利になるでしょう。
続いて、経理の転職に失敗しないための経理求人の探し方について、そのヒントとなる項目を取り上げてみます。
企業の規模は経理の仕事やキャリアに大きな影響を与えます。
大企業では複雑な業務や専門的な経験が期待される一方、中小企業では幅広い業務を経験できる場合があります。
求人を選ぶ際に、自身のキャリアプランや興味を考慮し、企業の規模に注目することが重要です。
安心して働き続けるためには、企業の雰囲気や社員の定着度を知ることが不可欠です。
平均勤続年数や離職率をチェックすることで、社員が長く働く環境が整っているかどうかを見極めることができます。
これは、安定した職場で働くためにも重要なポイントです。
募集要項に記載されている平均年収は一つの目安ですが、さらに年収の推移を確認することも肝要です。
過去数年間の給与の推移を見ることで、企業の経営状況や将来的な給与の見通しを想定できます。
将来のキャリアプランや生活設計に合致するかを考慮しましょう。
経理職とはいえ、業務の特性や忙しさによって残業が増える場合もあります。
求人情報には平均の残業時間が記載されていますが、繁忙期における残業の実態も確認することが重要です。
実際の残業時間を知ることで、自身の働き方やライフスタイルに合わせた選択ができます。
転職に失敗しない経理求人の探し方は、給与や勤務環境だけでなく、企業の社風や将来性をしっかりと見極めることが肝心です。
自身のキャリアやライフスタイルに合った職場を見つけるために、情報収集と比較検討を丁寧に行いましょう。
経理の求人の探し方が分からない、不安があるという場合は、転職エージェントに相談してみましょう。
希望の条件に合う求人を紹介してくれるだけでなく、求人票だけでは分からない情報を知っていることもあります!
A. 多くの転職サイト・転職エージェントは利用料がかかりません。
企業から紹介手数料や広告料が支払われているため、求職者は登録も含めて各種サービスを無料で受けられます。
※一部のサービスやオプションなど有料の場合があります。
A. ほとんどの転職エージェントは、情報収集や自身の市場価値を確かめるための登録でも問題ありません。
ただし、他で進めている選考のサポートを受けることは難しい場合があります。
A. 未経験でも転職エージェントへの登録は可能です。
ただ、ハイクラスの転職エージェントやスカウト型の転職サイトでは登録時に審査があるため、未経験者の場合、一定の基準を満たす必要があります。
A. 年齢だけでなく、経験やスキルも転職難易度に影響します。
年代ごとに転職のポイントが異なり、例えば若い世代では成長や挑戦を、中高年では経験やリーダーシップをアピールすることが重要です。
A. 高年収求人では特定のスキルや経験が求められますが、それを身につけていれば転職で年収アップが期待できます。
ただし、市場や競争状況によって差が出ることもあります。
経理の転職活動では、経理に特化した転職サイトや転職エージェントを利用することがおすすめです。
経理の転職市場は競争のハードルが高いですが、適切なサポートを受けることでスムーズな道のりになるでしょう。
希望のキャリアチェンジを実現するために、自身に合った転職エージェントを選び、ぜひ有効活用してください。
サービス名 | 特徴 |
---|---|
MS Agent |
|
doda |
|
ビズリーチ |
|
SYNCA |
|
---|---|
アサイン |
|
マイナビエージェント |
|
パソナキャリア |
|
JACリクルートメント |
|
ジャスネットキャリア |
|
Rexアドバイザーズ |
|
誰もが悩む5つの組織課題をサーベイ導入で解決するヒントとは?
Web請求書の導入にあたり費用対効果を高める方法、お伝えします!
債権管理・入金消込効率化『Victory-ONE/G4』導入事例 ~自動消込照合率が91%まで上昇! 株式会社有隣堂~
WEBサイト製作の業務委託契約書の作成方法と注意点
業務委託契約の基本がわかるハンドブック
【人気簿記記事7選】簿記はスキル・キャリアアップに活かせる最強資格!
WTC_DEV-7582 Manegyパーツの修正
「リバースメンタリング」とは。“立場逆転”で組織の硬直化を防ぎマネジメント力を高める方法。
日本の労働生産性が2年ぶりに上昇 日本生産性本部
経理は転職サイトを利用すべき?経理人材の転職市場での価値を解説!
OFFICE DE YASAI 導入事例
<人的資本開示 実践編 > 人的資本と組織サーベイ
コロナで変わった人事現場の実態 人事給与アウトソーシングサービスを提供する三菱総研DCSが解説!
2,000人の経営幹部が語る!電子署名のメリットと課題を徹底解剖
「人事部の実態と業務効率化」に関するサーベイ結果調査レポート【MURC&DCS共同制作】
来年値上げ予定、食品2,000品目超に
電車通勤のメリットとデメリット 株式会社ビズヒッツ調べ
厄介な上司を賢く扱う!?明日からできる「マネージングアップ」とは【キャスター田辺ソランのManegy TV #14】
「生前贈与」「マイナンバー一本化」「助成金・補助金の違い」などの記事が人気 マネジーニュースランキング(11月7日~11月13日)
企業が支給する「インフレ手当」の中身とは?
公開日 /-create_datetime-/
自分に合う転職サイト・転職エージェントを見つけることが転職活動の第一歩!
各サービスの特徴を見て、比較してみよう!