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助成金・補助金とは？両者の違いや中小企業の実情を紹介

公開日2022/11/07 更新日2022/11/08

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中小企業の経営において重要になってくるのが、助成金や補助金の存在です。とくに新型コロナウィルス感染症拡大の影響により、各種助成金や補助金の需要が大きく高まりました。

今回は、助成金や補助金の基礎知識、主な助成金・補助金について解説します。

助成金と補助金の違い

助成金と補助金の違いについて、よく分かっていない方も多いでしょう。並行して使われることもよくありますが、両者はまったくの別物です。

助成金とは、雇用や人材育成など、労働環境の改善・向上のために支援されるお金です。管轄は厚生労働省になっているものがほとんどで、雇用保険料を財源としています。また助成金は、随時募集されているものがほとんどです（ただし予算の限りあり）。

一方の補助金は、中小企業の支援を目的としたものです。管轄は、経済産業省や一部の地方自治体となります。企業から支払われる、法人税を財源としているのが特徴です。補助金は、年に数回の募集となります。

助成金と補助金の違いをまとめると、以下のようになります。

・助成金は労働環境の改善を目指したもので、補助金は企業支援を目指したもの
・助成金に関わるのはほとんどが厚生労働省で、補助金に関わるのは経済産業省や一部地方自治体
・助成金の財源は雇用保険料、補助金の財源は法人税
・助成金は予算の範囲内で随時募集、補助金は年に数回の募集

助成金・補助金をめぐる中小企業の実情

コロナの影響を受けた中小企業は多くあり、各種助成金や補助金に頼っている企業は多く、もしそれがなくなってしまうと、倒産に追い込まれてしまうところもあるでしょう。実際に、「助成金や補助金は会社にとってとても重要」「多少の金額が倒産するかどうかのラインに関わってくる」などの声もあります。
とくに中小企業は、大企業に比べて経営環境が不安定と言えます。なぜなら大企業のように、内部留保を大きく確保するのが難しいからです。中小企業が体力を保てるかどうかは、助成金や補助金の有無などに大きく影響されます。

助成金や補助金は、国の財源を使うため、無尽蔵に供給されるものではありません。
中小企業が、これからの時代を生き残るためには、将来を見据えた計画的な戦略が必要になります。