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新入社員の理想の先輩と働き方とは?

公開日2022/05/03 更新日2022/05/04

夢と希望に満ち溢れた新入社員たちは、どのような働き方を求め、どのような先輩社員を見習おうとしているのでしょうか。

タイプ別の理想の先輩と働き方

労働時間が短く、しかも給料が多い・・・そんな夢のような職場は、あったとしてもほんのごく少数のはずです。しかし、社会人としての一歩を踏み出したからには、1日も早く仕事を覚え、自分が理想とする働き方を模索するのではないでしょうか。

株式会社マーケティングアプリケーションズは、今年の新入社員を性格の違いから4つのタイプに分類し、それぞれが「理想の先輩と働き方」について、どのように考えているのかを集計した結果を公表しています。

 対象者:全国、2022年度新卒内定者

 有効サンプル数: 本調査:300サンプル

 調査期間:2022/3/10~3/15

 調査方法:セルフ型ネットリサーチツール「Surveroid(サーベロイド)」を使用

その集計結果から見えてきたのは、今年の新入社員像の一端です。新入社員の教育担当者にとっては、性格によって目指す先輩像と働き方の違いを把握しておくことは、新入社員の教育・指導方法の参考にもなりそうです。

4タイプに共通するのは「褒められて伸びるタイプ」

性格タイプ別の分類は自分の意思も感情も表に出すムードメーカータイプ、自分の考えを相手に伝えるが感情を表に出さない委員長タイプ、自分の考えを積極的に発しないが感情が表に出やすいメンバータイプ、自分の考えも感情も表に出さない一匹狼タイプの4タイプです。

さて、この調査結果から見えてきたのが、4タイプとも「褒められて伸びるタイプ」と自分では認識していることが共通しています。また、理想の先輩像も4タイプとも「プライベートは干渉しない先輩」が多くの票を集める結果となっています。

つまり、今年度の新入社員との接し方は、“褒めて伸ばす”ことを心がけ、プライベートにはあまり深入りしないことが、望ましいのかもしれません。

会社の規模による意識の違い

次に、新入社員が会社に何を求めているのかを見ていきましょう。ここで明らかになったのが、会社の規模による意識の違いです。社員数50名~100名未満の会社の新入社員は「自己成長」(54.2%)求め、1,000名以上の会社の新入社員は「安定した収入」(64.1%)を求めているようです。

会社の規模による違いは、理想の先輩像にも表れています。1,000名以上の会社の新入社員の理想「仕事内容を指示してくれる先輩」に対して、1,000名以下の会社の新入社員は「仕事を思い通りにさせてくれる先輩」を理想としているようです。

また、先輩との関わり方についても1,000名以下の会社の新入社員は6割以上が「仲間的な付き合い方をしてくれる先輩」を理想としていますが、1,000名以上の会社では、それほど先輩とフレンドリーな関係を望んでいないこともわかりました。

イチローとHIKAKINが同率首位

では、今年の新入社員が理想とする先輩像を著名人でイメージすると、イチローと人気YouTuberのHIKAKINが同率で首位に選ばれ、上位には、テレビ番組のMCで活躍している芸能人や、ドラマの主役を張る俳優などが名を連ねています。

まとめ

新入社員がどのような意識を持っているのかを知ることは、教育担当者だけでなく、職場で直接指導する立場の先輩社員にも大切なことです。しかも「イマドキの若者は~」といった決めつけた見方をするのではなく、それぞれの性格によっての違いを考慮することも、戦力として育成していくためには重要といえそうです。

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