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日本人の学力低下が指摘されています。大学のランキングにもその傾向が如実に表れており、「2022年版QSアジア大学ランキング」が発表されました。
アジアを対象にしたこのランキングで日本の大学は何位だったのでしょうか。
イギリスの国際的な高等教育専門調査会社「QS Quacquarelli Symonds(QS)」による2022年版QSアジア大学ランキングは、学術関係者からの評判、論文あたりの被引用数、教員あたりの論文数などから総合的に評価したランキングで、今年で14回目となります。
上位100校に日本の大学は14校がランクインとなり、アジアでは最多となりました。上位30校に入ったのは11位の東京大学(2021年15位)、15位の京都大学(同17位)、21位の東京工業大学(同20位)の3大学です。
日本では最難関とされる東京大学ですが、2021年の15位からランクを4つ上げたものの、惜しくもトップ10入りには届きませんでした。ちなみに、アジアの大学ランキングの1位となったのは、2021年に引き続きシンガポール国立大学でした。
大学のランキングには、イギリスの教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)の「世界大学ランキング」もあります。99の国・地域における1,662校の研究成果や国際性が評価され9月に発表されます。
この世界大学ランキングの対象になったのは、アメリカが183校で1位となり、日本は118校で2位、3位がイギリスの101校、4位が中国の97校となっています。
ランキング入りの数ではイギリスや中国を上回りましたが、上位200校となると日本からは東京大学(35位)と京都大学(61位)の、たった2校でした。東京大学は2021年の36位からワンランク順位を上げていますが、京都大学は2021年の54位から、順位を下げています。
日本の大学教育の現場では、入試改革などを巡って混乱が続いていることは否めないでしょう。
大学教育の混乱は、入試改革だけではありません。博士号を取得したにもかかわらず、なかなか就職することができない、いわゆるポスドク問題など多くの課題を抱えています。
かつての日本は、理工系の教育を重視し、基盤的な研究にも積極的に投資を行ってきました。その結果、日本の国立理工系大学の水準が世界レベルに到達し、多くのノーベル賞受賞者の誕生につながりました。
ところが、近年ではその投資もどんどん削られ、大学の質の低下が叫ばれるようになっています。これからは基礎研究の分野からノーベル賞受賞者は出ないのではないかとも囁かれる現状です。
大学入試制度や大学教育の問題もありますが、研究の成果に対しての国や産業界の評価が低いことと、その成果に正当な報酬を支払わない風潮があることも問題です。優秀な研究者や技術者が、正当な評価と報酬を求めてどんどん海外に流出していることも見逃すことはできません。
ランキングの順位だけではなく、教育に対する投資や評価を見直す時期にきているのかもしれません。
基礎研究への投資が減少しているのは、効率や生産性を重視する風潮が強まったことも無縁ではないでしょう。
効率や生産性だけを追求するだけでは、日本の大学を強くすることは無理があるということでしょうか。
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