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冬のボーナスは増えた or 減った? 昨冬と比べた結果は? 最新調査を発表!【2021年冬】
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冬のボーナスは増えた or 減った? 昨冬と比べた結果は? 最新調査を発表!【2021年冬】

公開日2021/12/14 更新日2022/03/08

三菱UFJリサーチ&コンサルティングが2021年11月10日に発表した「2021年冬のボーナス見通し」によると、民間企業(事業規模5人以上)の今冬のボーナスは、1人あたり支給平均額が38万254円に。これは前年比-0.1%で、コロナ禍の影響が落ち着いた結果と見られている。

では「マネジー」読者などの2021年冬のボーナス事情はどうだろうか。このたびインターネットでアンケートを行ったので、本記事でその結果を発表しよう。なお、昨年(2020年)も同じアンケートを行っており、ここでは昨年と今年の結果を比較しながらご紹介する。

【調査概要】
調査テーマ:2021年冬のボーナスに関するアンケート
調査期間:2021年12月3日~7日
調査方法:インターネット調査
調査人数:416名
調査対象:20代~60代の管理部門・士業に従事する男女
調査主体:当社運営メディアに登録している管理部門従事者

※四捨五入の関係で、回答の合計が100%にならない場合があり。


今年も厳しい! 冬ボーナスを貰えた人は約6割

最初に「2021年の冬のボーナスは支給されますか?」と尋ねた。昨冬(2020年冬)は多くの企業がコロナ禍の影響を受けて支給率は6割を切ったが、今冬はどうだろうか?


2020年

2021年

支給された/支給される予定

59.9%

64%

支給されない/支給されない予定

40.1%

36%

上記のとおり、今冬は6割以上の人々がボーナスを支給されることが判明。昨冬から微増ではあるが、ほぼ同水準となった。

問2は、問1で「支給される」と答えた“ボーナス支給組”を対象に、支給日を尋ねた。


2020年

2021年

11月30日

1.7%

4%

12月5日

15.6%

7%

12月10日

39.8%

46%

12月15日

13.8%

13%

12月20日

※選択肢なし

4%

12月25日

12.7%

7%

その他

16.4%

18%

結果は今冬も昨冬同様、国家公務員のボーナス支給日である12月10日と同じ企業が最多だった。また、今年は12月25日が土曜日のため、昨年(12月25日金曜日)よりも減っている。

2021年は過半数の人々が前年よりボーナス減! 

問3も同じくボーナス支給組を対象に「今年の支給額は、昨年の冬のボーナスと比較していかがですか?」と尋ねた。結果は以下のとおりである。


2020年

2021年

昨年よりも増加した

13.5%

20%

昨年と同等

47.3%

27%

昨年よりも減少した

39.2%

53%

2021年は最多回答が「昨年よりも減少した」で、2020年に比べて14%近く増えている。2020年も4割近い人が「昨年よりも減少した」と答えており、2年連続で減少してしまった人も少なからずいるだろう。「昨年よりも増加した」人も増えてはいるが、全体では今年も厳しい情勢だったことが伺える。

問4もボーナス支給組を対象に「今年の支給額に対する納得感はいかがですか?」と聞いてみた。昨年以上に厳しい状況だが、人々はどう感じているだろうか。


2020年

2021年

納得している

23.7%

9%

多少納得している

22%

1%

どちらでもない

23.4%

43%

あまり納得していない

19.9%

9%

全く納得していない

11%

38%

今年の最多回答は「全く納得していない」で、「あまり納得していない」と合わせると47%、つまり半数近くの人々が“納得していない”ことがわかった。昨年は「納得している」と「多少納得している」を合わせると45.7%で半数近かったが、今年は“納得している”(「納得している」+「多少納得している」)人が10%しかいない。これは、問3で今年のボーナス支給額が「昨年よりも減少した」人が過半数を占めたことからもわかるように、コロナ禍の長期化でボーナス事情が悪化したためだろう。

2020年のボーナス事情も決して良かったとは言えないが、まだコロナ禍1年目だったためか「仕方ない」と割り切れることができたのかもしれない。しかし、2021年の終わりになってもコロナ禍の終息は見えず、一生懸命働いてもボーナスが減少し、むなしさや怒りを感じる人が増えたのではないだろうか。

以下、納得感に関する今年分の自由回答をいくつかご紹介しよう。

納得している派

「決算賞与のみ自社に利益があっても、連結決算で支給額が決められてしまうから」

「業績不振のため」

納得していない派

「業績に連動しておらず根拠が不明」

「評価されない」


転職時の“ボーナス重視派”は約7割

問5では「転職先を選ぶ際、ボーナスが支給されることを重視しますか?」と質問した。ボーナスの有無で年収も大きく変わるが、その重要度はどの程度だろうか。


2020年

2021年

非常に重視する

26.2%

27%

多少重視する

43.7%

46%

あまり重視しない

17.3%

20%

全く重視しない

12.7%

7%

結果は、昨年が「非常に重視する」と「多少重視する」で合わせて69.9%の人がボーナスを重視しており、今年も重視派が計73%で、大差がなかった。

最後に、今年もボーナスについての思いを自由回答で答えてもらったのでご紹介する。

「サラリーマン時代、バブル期に200万を超えた時が懐かしい」

「個人評価に納得できることが少ないので、それが反映されて金額が決まることにも納得したことがない」

「ボーナスの有無よりも、ボーナスなしの年棒制もあるので、年間の総支給額を重視します」

以上が、2021年冬のボーナスに関するアンケート結果である。

今冬は昨冬以上に“寒~い”ボーナス事情であることが判明した。コロナ禍の終息はいまだ見えない。2022年こそはぜひ、明るいボーナスアンケート結果をご報告したいものだ。

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