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いまや自社製品の販売やプロモーション、さらには人材の採用にも企業がSNSを活用する時代だが、思いのほかフォロワー数が伸びないことに頭を抱え、どのように運用していけばいいのか悩んでいる担当者も多いのではないだろうか。
生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行うネオマーケティングが、全国の20歳~69歳の男女1,000人のSNS運用担当者に実施した調査によると、上手くいっているが60%に対して、上手くいっていないは30%と、およそ2倍の開きがあるという結果だった。
では、その差はどこにあるのだろうか。SNS運用が上手くいっている担当者ほどハッシュタグを積極的に活用し、フォロワーに対して「いいね」などのコメントを定期的に返信していることも明らかになった。
SNS活用のメリットは、シェア機能を使って発信した情報を多くのユーザーと共有することで、企業や扱う商品の認知度を高められることだ。また、人気のあるワードをハッシュタグとして埋め込むことで、フォローをしていないユーザーにも情報が届くようになっている。
こうした機能をフル活用してこそSNSを運用する意味がある。そもそも「何のためにSNSを運用するのか」という目的を明確にしていたかどうかが、SNS活用効果の差に表れたようだ。
企業がSNSを活用する目的は、企業の認知度アップ、Webサイトへの集客、新しいファン層の開拓、商品購入などが考えられる。目的を明確にせずにただ単にブームだからという程度の認識では、思うような効果が得られないということを、この調査結果が示している。
ネオマーケティングは、SNS運用担当者がKPI(重要業績評価指標)を達成しているかどうかの比較もしているが、達成しているほどフォロワーへ「定期的にコメント・返信をしている」「定期的にいいね・保存をしている」と回答した割合が高くなっている。
つまり、SNSでフォロワーを伸ばし、フォロワーからのアクションを求めるのであれば、能動的にコミュニケーションを取る手段として積極的に「いいね」を返信するなどのフォローバックが重要となりそうだ。
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