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「論理的思考」は、ビジネスを効率よく進めるために必要な能力です。
ビジネスパーソンの業務には、資料作成やプレゼン、社内の問題提議・解決、業績向上のための組織活性化、取引先とのやりとりなど、種々雑多な内容が含まれています。
こうしたさまざまな業務を漠然と進めていくのではなく、論理的思考で進めていけば、よりわかりやすく相手に伝えられるようになり、よりよい解決策を生み出すことができるようになります。
今回は、ビジネスパーソンにとって強い武器ともなる、論理的思考について解説します。
目次【本記事の内容】
論理的思考とは、いったいどのような思考をいうのでしょうか。「論理」を辞書で調べてみると、“考えや議論などを進めていく筋道。思考や論拠の組み立て。”とあります。
『絶対達成する人は「言葉の戦闘力」にこだわる/ PHP研究所』の著者で経営コラムニストの横山信弘氏によると、「根拠ありき」の思考を論理的思考だとしています。論理的思考の対極にあるのが「結論ありき」の感覚的思考です。
経営者や中間管理職の多くは自身をどちらかというと論理的と評価しています。しかし、そのように評価する根拠に対して明確な答えを持つ人は実は少ないのです。
つまり、根拠もなく自身を論理的と感覚的に評価していることになり、明らかに論理的思考ではないことがわかります。
例えば、働き方改革の推進により残業時間を減らされてしまうことについて疑問を感じた部下が上司に疑問を投げかけたところ、「法律」や「会社の方針」に従うことを優先してほしいという回答が返ってくることは少なくないでしょう。
こうした上司の回答には、まるで論理的思考がないといえます。これでは部下の気持ちも離れてしまいかねません。
もし上司が、労働基準法が改正されたことを根拠に説明したらどうでしょうか。
● 働き方改革によって時間外労働の上限が法律に規定されたこと
● 長時間労働を是正することで仕事と家庭生活の両立や男性の家庭参加ができること
● 女性や高齢者が仕事に就きやすくなること
こうした根拠を元に説明すれば、部下もなるほどわかりやすいと納得できることでしょう。つまり、論理的思考には、論拠・根拠に基づいて答えを導き出すプロセスが必要なのです。
ここで注意したいのは、論理的思考はかならずしも「正しい答えを求めるためのプロセス」ではないことです。根拠と思っていた内容がのちに修正されることや、学術的に誤りであったとして新しい内容に書き換えられるのはよくあることです。
根拠が間違っていることに気付いたら、なんの執着もなく答えを訂正すればよいのです。もちろん、ビジネスシーンにおいては丁寧な説明や、場合によっては謝罪などが必要となります。
ビジネスパーソンが論理的思考を身に付けると、思考プロセスにおいて根拠が明確なため、導き出した答えに矛盾を生じにくくなります。また、物事の因果関係が整理整頓されているので、他者にもわかりやすく説明できるようになるでしょう。
論理的思考を身に付ければ、仮説や目的から論点がズレなくなり、スムーズで矛盾のない意思決定や問題解決が可能となります。また、上司や部下、顧客などに対してもわかりやすく説明できる能力が身に付きます。
論理的思考のプロセスで、根拠となるデータや文書、事例などをきちんと分析してみた結果、立てていた仮説や推測していた答えとの因果関係が見つからないこともあります。こうした場合でも、感覚的な思考ではないため浅はかな言動を防ぐことができ、周囲の人を振り回したり信頼を失ったりすることもないでしょう。
先述の横山氏は、日本の教育が答えのある問題にしか触れてこなかったことで、日本人は論理的思考力が低いといいます。
筋道を立てて推論して自分の言葉で主張する論理的思考力を身に付けるには、思考のクセを修正する必要があるとも述べています。
そのためには、なにかをいきなり主張するのではなく、裏付けとなる根拠はなにかと考える習慣が必要です。「主張の前にまず根拠」と脳に言い聞かせて実体験を数多く繰り返すことにより、よい思考のクセが叩き込まれ、いつの間にか論理的思考が身に付きます。
また、他者からすでに答えを押し付けられた際などにも、常に「なぜ」から入る習慣を身に付けるとよいでしょう。この場合の思考の順序は「なぜその答えになったのか→答えと因果関係のある根拠はなにかを求める→答えに同意もしくは反論・提案」となります。
ビジネスパーソンが論理的思考力を身に付ければ、自分自身の考えがきちんとまとまり、発言に矛盾をきたしません。
社内外の業務もスムーズになるでしょう。感覚的な発言を控え、根拠を探しにいく思考習慣を繰り返し行えば、論理的思考に基づいた仕事ができるようになります。自分のなかで感覚的に主張や答えなどの結論が先に浮かんだ際はいきなり発言せず、「主張の前にまず根拠」を思い出してくださいね。
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