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大手の監査法人で経験を積みキャリアアップを図る場合、一つの指標となるのが組織内の職位です。入所当初は駆け出しのスタッフとして勤務を開始しますが、勤務年数が増えて実績を挙げていくと、中間管理者であるマネージャーを任されるチャンスを得られるかもしれません。では、マネージャーになるには、具体的にどのくらいの年数がかかるのでしょうか。
今回は監査法人でマネージャーについて詳しく解説します。
公認会計士の有資格者として監査法人に就職・転職した場合、20~30代の若手であれば通常は「スタッフ」という職位で勤務を開始します。スタッフは上位者の指示に従って、個別業務を行う職員です。
スタッフを数年続けると、現場主任(インチャージ)である「シニアスタッフ」に昇進します。スタッフ数人から構成される監査チームのまとめ役となり、チームごとの年間スケジュールの検討・調整を担う職位です。
シニアスタッフとして実績を挙げていけば、中間管理職である「マネージャー」の昇進機会を得ることができます。部署全体のスケジュール管理やスタッフが作成した監査調書のチェックを行うなど、監査業務全体を支えることになるため、仕事のやりがいは大きいです。
マネージャーのさらに上の職位は、監査法人の共同経営者である「パートナー」です。パートナーになると、各監査業務だけでなく監査法人の運営そのものの意思決定・経営方針に関与する権限を持ちます。なお、マネージャーやスタッフは職員と呼ばれますが、出資者でもあるパートナーは職員とは呼ばれないのが一般的です。
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