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新年度などの節目に、「今年度は、これにチャレンジしよう」などと、目標を掲げるビジネスパーソンも多いのではないでしょうか。しかし、達成できずに諦めてしまうことも決して少なくありません。目標達成の鍵となるのが、具体的な行動内容を示したアクションプランです。
アクションプランとは、目標を達成するための戦略や基本方針、具体的な行動内容を示した計画のことで、主に企業の経営戦略や、政府の国家戦略などで用いられている用語です。
経営戦略や国家戦略の用語といえば、気軽に用いることができないような印象です。たとえば、「いつまでに、何をやる」といった、実施期間や行動内容を具体的に示した“計画書”といえば、敷居がグンと低くなるのではないでしょうか。
せっかく目標を掲げたのなら、途中で挫折して放り出してしまうより、できれば達成したいものです。達成するためには、行程や計画の流れを把握しながら、それぞれの行程の進捗状況も確認する必要があるでしょう。
アクションプランは、せっかく立てた目標を机上の空論に終わらせずに、計画的に達成するための“設計図”、あるいは“工程表”ともいうべきものです。
目標達成を目指してアクションプランを作成することは、とても重要なことですが、目標は、達成してこそ意味があります。念入りにプランを立てても、それを実行しなければ、“絵に描いた餅”にすぎません。
“絵に描いた餅”にならないためには、明確な目標を立て、達成するための、具体的なアクションプラン(行動計画)設定しましょう。実現可能な目標を設定することも大切です。はじめから実現不可能な高い目標を立てても、途中で挫折してしまうだけです。
また、実行途中に自分が置かれている立場や、社会状況が大きく変わることもあります。そんなときは、臨機応変に目標や達成時期を変更する柔軟性も必要です。
そして、アクションプランには、When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、Whom(誰に)、Why(なぜ)、What(何を)、How(どのように)、How much(いくら)の6W2Hを意識し、具体的な数字を入れることも忘れないようにしましょう。
アクションプランは、個人で目標を掲げて作成する場合もありますが、一つのプロジェクトにかかわるチームとして作成することもあります。
チームとしてアクションプランを作成する場合は、チーム全体の意識付けによる一体となった行動が目標達成には重要となります。
そのためには、目標達成のために“やるべきこと”と“誰がやるのか”をリストアップし、それを整理して関連するアクションをグループ化します。さらに、そのアクションをどの順番で行えば効率的かを考え、優先順位をつけて取り組むことが効果的です。
もう一つ、アクションプランの作成で忘れてならないのが、具体的な行動を記録しておくことです。記録することで、目標達成に向かって少しずつ前進している様子が見えてきます。可視化することで、モチベーションは上がるものです。
コロナ禍で先の見通しが立たない今だからこそ、実現可能なアクションプランを作成し、新しいことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
アクションプランを作成するプロセスは、ビジネスにもそのまま応用することができます。アクションプラン作成によって、目標を達成するための習慣をぜひ身に付けましょう。
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