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テレワークが当たり前の働き方として定着しつつあるが、接客業や製造業、運送業など、どうしても“職場”に行かなければ業務ができない業種もある。出社を余儀なくされている人は、どのような不安・不満を抱えているのだろうか。
手のひら静脈認証式 勤怠管理システムを提供するユニテックシステム株式会社が、コロナ禍で出社しなければならない人の意識と感染対策の実態を調査した結果、1か月で週3日以上出社している人の約6割が「コロナ禍の出社はイヤ」と回答していることがわかった。
コロナ禍での出社における不安・不満の1位は「通勤時の不特定多数との接触リスク」が38.3%でもっとも多く、「体調が悪い人が出社しているかもしれない」が31.5%で続いている。
では、出社しなければならない職場では、どのような感染予防対策を講じているのだろうか。約9割の企業で「コロナ禍に関するルール」が定められ、「マスク着用の徹底」は約7割に上る。
ところが、職場クラスターを防ぐ上で重要となる「出社時の体温計測」については、毎回行っているのは半数以下の46.8%で、まったく行っていないが約3割にも上ることが明らかになった。
体温計測に関しては、「計測が正確かどうかわからない」が最多の30.5%で、半数以上が何らかの不満を持っているようで、4人に1人が計測結果を報告していないことも明らかになった。しかも、計測体温の報告方法で多いのは、「紙に書いて報告」である。
ユニテックシステム株式会社は、手のひら静脈認証式 勤怠管理システム「コレクトタイムナビ」に検温センサーを搭載し、出退勤打刻と同時に体温を計測できる感染症対策バージョンを2月末日にリリースしたが、こうしたシステムを活用するのも感染防止対策になるのではないだろうか。
いまや、職場での感染症対策の徹底と、安心して働ける環境づくりは、管理部門担当者の重要な役割となっているだけに、効果的な対策を検討する必要がありそうだ。
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