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昨年から現在に至り猛威を振るう新型コロナウイルスの影響が続いており、2020年4月16日では全国で緊急事態宣言が出されることとなりました。そして、2021年1月8日より首都圏で、同月14日より全国の大都市を中心として緊急事態宣言が出されました。
この新型コロナウイルスの影響により「テレワーク」、「在宅ワーク」などの言葉もよく見かけることとなり、働き方の見直しも行われるようになりました。
その一方、テレワークや在宅ワークには、オフィスでの勤務に比べ遅くまで仕事をしがちだったり、仕事と休みの境目があいまいになりがちだったりなどの問題もあります。この記事では、テレワーク時の注意点や、ワークライフバランスを整えるポイントについて解説していきます。
テレワーク(tele work)とは、tele(離れた・遠いを意味する)とwork(働く)をあわせた造語であり、これは、情報通信技術を活用し、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことを意味します。
在宅ワーク・在宅勤務とは、テレワークの中でも主に自宅での勤務形態のことを指します。
この記事では主にテレワークの中でも在宅ワーク・在宅勤務を念頭に置き、解説していきます。
出社の時間はもちろん企業によりますが、7~9時頃の電車やバスなどで毎日通勤しなくてはなりません。単なる移動とは違い朝の混み合う時間に人に押されながら移動することになるので、言うまでもなくその辛さは日本人の共通認識ではないでしょうか。
テレワークであれば、自宅又は会社から支給されるパソコンの電源ボタンを押すだけで出社できますので、毎日のこの辛さから解放されます。
加えて、人によっては、毎日の服装を考え、メイクや髪型を整えるなど、身だしなみの準備だけでも相当の時間を費やしていることでしょう。この時間を他の時間に使えることは大きなメリットとなります。
満員電車に揺られることも会社に行くこともしなくてよく、人との接触を避けることができるため、テレワークはコロナウイルス等の感染症のリスクを軽減します。
これ以外にも家事や子育てと両立できるなどのメリットもあります。
出社は電源ボタンを押すだけ、退社はシャットダウンをするだけなので、仕事の時間とプライベートの時間の区別がつかなくなってしまうことがあるでしょう。すると、仕事時間以外でも仕事をしてしまうなどの問題が生じています。
その結果、コロナウイルスの感染対策のみならず、ワークライフバランスのためにテレワークを導入していたならば、その趣旨に反することとなり、テレワークがワークライフバランスの妨げになり得ることが問題でしょう。
また、時間外や休みの日であっても会社や上司から連絡が来るなんてこともあるでしょう。単なる報告程度ならよいですが、上司からの業務の指示であった場合は、何かしらの作業の必要性が生じ、結局仕事をしてしまう可能性も生じます。
退社時間には、必ずシャットダウンすることを強く意識してみるのがおすすめです。パソコンには画面上に時間が表示されていますが、小さいため気付かないこともあるでしょう。そこであえて大きめの置時計などをパソコンの画面付近に置いておくことは効果的でしょう。
退社時間とプライベートの時間を区別するとはいっても、今日中に終わらせなければならないという仕事もあるかもしれません。まずは、仕事の優先順位をつけて優先度の高い仕事から終わらせていきましょう。そうすれば、退社時間には必要最低限の仕事は、確実に終わっている状況にできるでしょう。
上司から部下への指示が遅れると、期限が迫り部下が遅くまで仕事をすることとなります。そういった場合を避けるため、事前に上司に対し、早めに指示をもらえるように促しておきましょう。
それだけでなく先回りして仕事をすることを心がけることも重要です。
自分の意思や業務方法を改善することには限界があります。その場合には、使用時間や時間帯を制限するソフトを利用する方法もあります。業務時間のみしか使用できなくなるなどの制限をつけることができます。
また、会社が労務管理ソフトを利用し、自宅での労働時間を管理する方法もあります。この管理ソフトでは残業の把握や強制的なシャットダウンや労働時間をグラフ化するなどの機能があり、企業側が労働者の勤務時間を管理することができます。
テレワークの導入は、通勤の辛さなどを回避するなどのメリットも多くありますが、他方、仕事とプライベートの区別がつかなくなり、仕事の時間外にもパソコンを開いて仕事をしたりするなどの問題もあります。
そういった場合には、普段より時間の区別の意識を強く持つ必要があるでしょう。また仕事の優先順位をつけるなど効率化の方法を検討する必要もあるかもしれません。
それ以外にも、アプリや労働管理ソフトなどを使用し、労働時間を制限することも考えられます。ワークライフバランスの確保により、テレワークをより一層充実させられることでしょう。
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