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企業法務で求められるスキルとは
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企業法務で求められるスキルとは

公開日2020/07/06 更新日2020/07/07

企業法務が求められる会社の事業規模は、大企業・ベンチャー企業など様々です。
しかし、企業法務というセクションの詳細については、大多数の日本人が深く理解していないのが現状です。
特に、法務職に対するイメージは漠然としており、何となく「法律に詳しい人」・「法学部を卒業した人」が採用されるイメージで考えられているケースは多いようです。
この認識には誤りがあり、単純に法律の知識があるだけでは、企業法務として仕事をこなすことはできません。
この記事では、企業法務として求められるスキルについて、一般的な法務のスキルマップを踏まえお伝えした上で、スキルアップ後のキャリア・スキルアップを効率的に行う方法などについてご紹介します。

法務に関連するスキルマップ

企業経営という観点から法務職のスキルマップについて考察すると、基礎となる能力から経験を活かした応用力まで、いくつかのスキルが見えてきます。
事務処理能力・ビジネスの基本的な構造理解などは、そもそも法務職として働く以前に必要なスキルで、それを前提に以下のようなスキルが基礎的要素として求められます。

  • 分野ごとの法律理解(あるいは理解力)
  • 情報収集と分析力
  • 文章作成・起案能力
  • 倫理観
  • 組織横断能力(コミュニケーション能力)
  • 解決案の提案能力(柔軟性とバランス感覚)
  • 対外交渉力(外資系であれば英語力も含む)
  • リーダーシップ・統率力

法務職は、全社員・各部門へのコンプライアンスの徹底が課題になることもあり、時にリーダーとして動くケースも少なくないことから、ビジネスマンとして全方位的な能力が求められます。

それを踏まえた上で、個々のスキルを応用した以下のスキルがあると、より会社はその人材を高く評価します。

  • 創造性(法の拡大解釈・自社にとって最大限有利な法解釈とルール変更)
  • 戦略性(経営上のリスク分析・低減案の提案)
  • 防御性(違反行為及びイレギュラー発生時の企業価値毀損防止)

単純な法律知識ではなく、それを応用して会社の利益を最大化・リスクを最小化することが、法務担当者には求められています。


記事提供元

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