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1行おきのセルの値を合計したい場合、通常の数式ではなく、「配列数式」と呼ばれる仕組みを使うと、効率的に求めることができる。今回は配列数式の使い方の代表例を紹介する。
例えば図1のように、支店ごとの前期/後期の売上がB2~9セルに入力されているとする。B2、B4、B6、B8が前期、B3、B5、B7、B9が後期となり、前期と後期が1行おきに入力された形式になる。この表から、前期の合計をE1セルに、後期の合計をE2セルにそれぞれ求めたいとする。
図1
もし、各売上データと同じ行で、B列以外の列に「前期」「後期」というデータが入力されている表なら、前期および後期の合計はSUMIFS関数などですぐに求められる。しかし、図1のようにそのようなデータが入力されておらず、単に1行おきに売上が入力されている体裁の表なら、SUMIFS関数などは使えない。
その場合、B2~B9セルで行番号が偶数なら前期、奇数なら後期という方法で合計を求めることになる。行番号が偶数か奇数か、B2~B9セルの行ごとにそれぞれ求めてもよいが、「配列数式」を利用すると、より効率的だ。
配列数式とは、複数のセルをまとめて扱うための仕組みである。先に図1の例で、E1セルに前期の合計を求める数式を紹介しよう。
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