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働き方改革が叫ばれるなか、奇抜な施策で一定の効果を上げている海外の働き方について、日本でも導入できそうな施策がないかを、株式会社エアトリがアンケート調査を実施した。
諸外国の働き方の制度を見ていくと、1日10時間を超える労働を法律で禁止しているドイツ、圧縮労働時間制によって、1日の労働時間を延ばす代わりに週の労働日数を少なくできるのがイギリスです。
ユニークなのは、残業や休日出勤など所定外の労働時間を貯蓄し、後日有給休暇などに振り替えて利用できるオランダの時間貯蓄制度です。
その他にも、完全成果制を採用しているのがアメリカで、在宅勤務など働く場所や、労働時間も完全自由、また、1年のうちに連続30日の有給(バケーション休暇)を与えなければならないブラジル、複数の仕事を行うことが当たり前のベトナムでは、過半数がダブルワークをしているなど、それぞれの国の事情によって働き方も違うようだ。
さて、そんな各国の働き方で「理想的な働き方」の1位となったのはブラジルの「バケーション休暇」(14.3%)。しかし、「実際に日本でも取り入れられそう」と答えた人はわずか8.2%という結果だった。
「実際に日本でも取り入れられそう」な働き方の1位には、ベトナムなどの「副業/ダブルワーク」(13.5%)だが、こちらも「理想的な働き方」では9.3%となり、いずれも理想と現実に乖離が出ている。
理想と現実の差が少なく、「理想的な働き方」だと答えた人が多かったのがオランダの「時間貯蓄制度」(理想13.6%、現実12.9%)で、その理由は、「周りに迷惑がかからなそうな制度」と、チームワークや協調性を重んじる、いかにも日本人らしさを象徴するような結果となった。
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