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リスクモンスター株式会社が、決算書記載から算出するNet Cash「を比較した、「第7回 金持ち企業ランキング調査」の結果を発表しました。さて、1位となったのはどの企業でしょうか。
Net Cashとは、現預金から、(短期借入金+長期借入金+社債+1年以内返済長期借入金+1年以内償還社債+割引手形)を引いた、企業が保有する現金で、経営の安定には欠かせないものです。
金持ち企業ランキングの第1回から第4回はファナック、そして第5回と第6回は信越化学工業が1位となっていましたが、7回目となる今回は、経営再建中の東芝が1位となりました。
【金持ち企業ランキング ベスト20】
1位 | ㈱東芝 | 11位 | 三菱自動車工業㈱ |
---|---|---|---|
2位 | 任天堂㈱ | 12位 | ㈱オリエンタルランド |
3位 | 信越化学工業㈱ | 13位 | ローム㈱ |
4位 | ㈱SUBARU | 14位 | ㈱小糸製作所 |
5位 | ファナック㈱ | 15位 | 大成建設㈱ |
6位 | SMC㈱ | 16位 | ㈱シマノ |
7位 | ㈱キーエンス | 17位 | ㈱バンダイナムコホールディングス |
8位 | 日本航空㈱ | 18位 | ㈱スズケン |
9位 | セコム㈱ | 19位 | セブン&アイ・ホールディングス |
10位 | 大正製薬ホールディングス㈱ | 20位 | アルフレッサホールディングス㈱ |
東芝の前回順位は2,813位ですから、まさに大幅ランクアップとなりました。その要因は、経営再建の一環として、主力のメモリ事業を売却したことにより、多額のCashを獲得したことと考えられます。
2位には任天堂(Net Cash 8,445 億円)がランクインし、3位に信越化学工業(同 8,120 億円)、4位に「SUBARU」(同 7,313 億円)、5位にファナック(同 6,071 億円)と続いています。
任天堂をはじめとする毎回上位にランクインしている企業の多くは、一定の営業キャッシュフローを確保し、その一部をCashとして蓄積していることがうかがえます。
上位 20 社にランクインしている企業の顔ぶれを見ていくと、SUBAU、三菱自動車工業、シマノ、東芝、任天堂、信越化学工業、ファナック、MC、キーエンス、大正製薬ホールディングス、ローム、小糸製作所、バンダイナムコホールディングスと、上位20社中13社を製造業が占める結果となりました。
この「金持ち企業ランキング」では、「営業キャッシュフロー」による資金創出力との比較も行っています。その両方にランクインしているのは、信越化学工業、日本航空、セブン&アイ・ホールディングスの3社です。
一方、営業キャッシュフローでは上位にランクインしているトヨタ自動車や日産自動車、ソニーなどは、事業活動で多額のCashを獲得するものの、獲得したCashを株主還元や投資活動等に投下していることで、金持ち企業の上位にランクインしていないようです。
現金の保有額だけが、企業の優劣を示すものではありません。上場企業に求められているのは、自己資本利益率を高める経営戦略です。
その点では、上位20社にランクインしている製造業の13社は、投資家が企業に求めるとされている自己資本比率10%基準を上回っています。
つまり、ランキング上位企業は、経営安定化ためのCash蓄積と同時に、Cash運用を積極的に展開することで利益を上げていることがうかがえます。
上位にランクインしている企業のように、経営の安定性を確保しつつ、積極的な投資や株主還元によってCashを有効活用していくことが、企業が成長していくカギとなるのではないでしょうか。
■参考URL:第7回「金持ち企業ランキング」調査 - リスクモンスター株式会社
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