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会計事務所への就職を目指すとき、面接などでどのようなアピールをすればいいか、志望動機をどのように伝えると効果的なのか想像しづらいかもしれません。特に、税理士や公認会計士などの特別な資格を持たなかったり、経済学部や経理系の専門学校以外の分野から転身してきたりする未経験者にとって、職人気質のイメージが強い会計事務所は敷居が高く感じられるかもしれません。それでは、志望動機や自己PRを通して自らの経験や経歴をどのように上手く表現すればいいでしょうか。
まずは、会計事務所で求められる能力を見ていきましょう。
会計事務所の仕事風景として、書類に向かって電卓を叩いている姿をイメージする人も多いのではないでしょうか。
コミュニケーション能力が会計事務所での採用にあたって重視されると聞くと、意外に思う方もいるかもしれませんが、会計事務所は外部とのコミュニケーションが非常に多い職場です。
会計事務所に勤務した場合、日常的にやり取りを行う相手は、クライアントである中小企業の経営者や経理担当者となります。
しっかりとクライアントの意図をくみ取り、課題を解決する高いコミュニケーション能力が問われます。
当然のことですが、会計事務所は、募集しているポジションの業務を経験してきた人材を求めています。
特に即戦力を求める会計事務所では、業務経験が重視されますが、会計事務所によっては、経験よりも伸びしろを重視するところもあります。
英語力は、グローバル展開する国内大手企業や外資系企業などをクライアントとする大手税理士法人などでは必須です。
TOEICの点数で評価されるので、TOEICはできるだけ高得点を獲得しておきましょう。
大手税理士法人などの場合、税理士資格や学歴は足切りの判断基準として見られることもあります。
税理士資格は、何科目合格しているかも評価の対象となることがあります。
ただし、中小の会計事務所では、学歴をあまり重視しないこともあります。
そして最も大切なのが、「熱意」です。
採用する側としても、短期での離職は避けたいため、「どれだけ入りたいと思っているか」といった気持ちを重視しています。
熱意を伝えるためにも、入念な業界研究・企業研究は欠かせません。
また、職の空白期間や転職回数が多い人は、その理由について納得できる説明を用意する必要があるでしょう。
履歴書・職務経歴書の志望動機は、採用にあたって非常に重視されることとなります。
志望動機を書くポイント、および例文を見てみましょう。
会計事務所の志望動機を書くうえで、押さえるべきポイントは3つあります。
採用する側としては、せっかく採用する人が短期で離職することは避けたいと思っています。
したがって、志望する会計事務所に対する熱意がどれだけあるのかを示すことは重要です。
熱意を示すためには、まずなぜ会計業界を選び、なぜその会計事務所を志望したのかをしっかりと書きます。
会計事務所のホームページなどを参考にし、その会計事務所の特徴をしっかりと理解したうえで選んだ理由を書くことが重要です。
志望動機は、自分の強みが何であるかをしっかりと書くことも大切です。
自分を採用するとその事務所にとってどのようなメリットがあるのかを、自身の経験に基づいて伝えることがポイントです。
大手税理士法人や外資系に特化した会計事務所なら、英語力は大きなメリットになるでしょう。
「強み」とは特別な能力といったハードルの高いものではありません。
努力家であることも、強みとしてアピールできますし、自分の性格や考え方にしっかり向き合って考えましょう。
近年、多くの企業は、キャリアの目標を自分自身で設定し、それに向かって自分で進んでいける人材を求めています。自分自身の目標を成し遂げるためにその会計事務所を選んだ、という形で志望動機を書くことができれば、強い熱意を伝えることができると共に、その会計事務所に対して将来的にどのようなメリットがあるのかも明確になります。
志望動機の例文を、未経験者および税理士試験科目合格者について見てみましょう。
・未経験者の志望動機の例
貴事務所のHPを拝見し、経営理念として「中小企業経営者の経営パートナーとして貢献すること」をあげておられるのに強く共感いたしました。
私は、前職において住宅設備の営業職として4年間勤務いたしました。
ここで、個人事業主の方々が、節税対策や資金繰りについてどれほど強い関心をもっているかを学んだことが、私の宝となっています。
私の目標は、節税対策や資金繰りの専門家になることです。
前職での経験を生かし、顧客の皆様に信頼される存在になることで貴事務所に貢献したいと思っております。
・税理士試験科目合格者の志望動機の例
貴事務所のHPを拝見し、相続税の申告などの資産税に力を入れていらっしゃることに共感いたしました。
私は、大学を卒業した後、派遣社員として事務職を経験するかたわら、税理士試験を計画的に受験しております。簿記論と財務諸表論の2科目にはすでに合格し、法人税法と相続税法の2科目を今年受験することに向け、税法の勉強をしております。
税法の知識を生かし、貴事務所の戦力として1日も早く貢献できるよう、研鑽を積みたいと思っております。
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