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長時間労働の是正など、働き方改革が各企業で進められているが、建設業界の基幹システムなどを開発・販売しているエニワン株式会社が、「働き方」に関する興味深いアンケート調査の結果を発表している。
アンケートは、50代の社会人男女と、20代の社会人男女を対象に「昭和世代と平成世代の価値観」に関するもので、調査結果からは、世代間のさまざまなギャップが「働き方」を中心に多数存在することが明らかになっている。
まずは仕事面について、昭和生まれの50代に「あなたの20代の時の働き方を教えてください」と質問したところ、「残業も顧みず働けるだけ働いていた」が57.7%でもっとも多く、次いで「残業はそこそこで、仕事が終わったら帰っていた」が33.6%、「定時きっかりに帰っていた」は、わずか7.6%である。
これが平成生まれの20代となると、最多は「残業はそこそこで仕事が終わったら帰る」が49.6%、「定時きっかりに帰っている」が28.0%、「残業も顧みず働けるだけ働く」は19.8%と続き、昭和世代と平成世代では、仕事への意識が真逆といえる結果となっている。
残業に対する考え方など、仕事に対する意識が、この数十年で大きく変化していることの証といえそうだ。
一方、会社の飲み会や上司や部下との飲みニケーションについては、昭和世代は、「積極的ではないが参加する」が51.5%で最多で、次いで「参加しない」が21.0%、「積極的に参加する」が16.4%、「参加はするがすぐに帰る」が11.1%と続いている。
平成世代は、「積極的ではないが参加する」が47.9%、「参加しない」24.6%、「積極的に参加する」15.4%、「参加はするがすぐに帰る」12.0%で、こちらはほぼ同じような傾向で、世代間によるギャップはなさそうだ。
それにしても、世代間のギャップがこれほどある“働き方”に対する考え方。残業時間を減らし、休日をとりやすくするために、社内制度を変えて全世代の従業員をリードしていかなければならない労務担当者にとっては、今年は休んでなどはいられなくなりそうだ。
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