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勤務先から受け取る給与の中には、基本給以外にも様々な「手当」が含まれていることがあります。よく聞かれるのが、「通勤手当」や「資格手当」、「役職手当」などで、皆さんも一度は実際にもらったり聞いたりしたことがあるかと思います。
今回は、こうした手当ての中でも、各企業独自に存在する、少しうらやましくなるようなものをご紹介します。
目次【本記事の内容】
「手当」と似た制度に「福利厚生」がありますが、その違いは理解できていますか?
福利厚生は、企業で働く人が給与以外に得ることのできる経済的な援助やサービスのことを指します。
福利厚生には2種類あり、社会保険などの企業負担を指す「法定福利」と、それ以外の通勤手当や住宅手当などの企業独自に行われる「法定外福利」とがあり、「手当」と呼ばれているのは法定外福利に含まれ、特定の条件を満たすと支給されるものです。例えば、「役職手当」や「資格手当」などがこれにあたり、社員全員が該当するわけではありません。福利厚生の有無によって社員の生活レベルが大きく変わることもあるため、福利厚生(法定外福利)を手厚くし、社員のモチベーション維持や定着を図る企業もあります。
最近では人材を確保するために、魅力的な企業として認められるための要素として法定外福利の中でもユニークな手当てを充実させる企業も増えています。
Webコンテンツの制作や開発を行っている株式会社カヤックは、創業時から自らを「面白法人」と称するほど、「面白さ」を追求している会社です。そんな思いが反映され、まさに唯一無二の制度と言ってもいい、サイコロを振って出た目の割合(基本給×(サイコロの出目)%)が給与に加算されるという「サイコロ給」手当を導入しています。
「評価は大事だけれど、一時的なものだから気にしすぎないで欲しい」ということで始めたそうで、毎月「サイコロ給ランキング」まで公開されていています。ここまでやると、「笑うしかない」と言った感じでしょうか。
各個人の当事者意識が高く、企業家精神を持つ社員が多い、そんなイメージある株式会社リクルートでは、年1回連続した4営業日以上の有給休暇取得で、アニバーサリー手当金6万円が支給されます。これは、有給取得の推進を図ったもので、軍資金のような手当てです。また、3年毎に連続した5営業日の休暇取得とリフレッシュ手当24万円が支給されます。中長期的なステップアップをするための短期留学や、産休前後に合わせて取得するなど、自由な使い方ができます。
まさに「よく遊び、よく働く」ための手当の内容は、社風をよく反映しています。
Webコンテンツ制作やアプリ開発を行っている株式会社パーソンリンクでは、社員のコミュニケーションを促進する手段として面白い手当てを実施しています。
例えば、「おしゃれ手当」がその一つです。洋服や靴、美容院などどんなことにも使えて、業務アプリSlackに写真をアップするだけで利用条件をクリアできます。写真をアップすることをきっかけに、その人がコミュニケーションの中心となることも多く、社員全員が会話しやすい社風を生み出す一因にもなっているようです。
その他にはマッサージやエステに使える「リラックス手当」、ジムやアクティビティに行くと使える「健康手当」、社員同士で銭湯や温泉に行くと使える「裸の付き合い手当」などがあります。
また、コミュニケーション以外の手当ても充実しており、自宅のPCやタブレット購入にも年に1回まで使える「おうちPCゲット手当」などがあります。
松重豊演じる営業部長が言う「それさぁ、早く言ってよ~」のセリフで知られるCMで有名な、クラウド名刺管理サービスを提供しているSansan株式会社でも、一風変わった手当てを導入しています。
例えば、「他部署」の人で「過去に飲んだことがない」人、「3名まで」で飲みに行くと一人あたり3千円支給される「Know Me(のーみー)」制度や、より良いCommunityを作るための部活動などの施策を自由に企画して実施すると会社が一部費用を負担してくれる「よいこ」制度などがあります。
木造注文住宅を手掛けている株式会社アキュラホームでは、社員の子育てや育児支援制度として「しあわせ一時金制度」を導入しています。1人目の子供の出産時には30万円、2人目は50万円、3人目以降は1人につき100万円の出産祝い金を支給する制度です。
それ以前にも出産祝い金制度はあったそうですが、お客様のしあわせな暮らしをお手伝いする社員にも、しあわせであって欲しいという社長の願いを込めて大幅な見直しをし、2008年にスタートしたそうです。
2016年には、出産祝い金の支払総額が1億円を超えたそうで、この制度が社員の出産を後押ししているのかもしれませんね。
福利厚生としての手当ての内容は、各社の社風や思いと言ったものが込められていることが多いようです。就職や転職で企業を選ぶ時に、そうした手当ての内容を知ることによってどんな会社なのかを想像することができるでしょう。
社員のモチベーションアップのための手当や、社内の風通しを良くするコミュニケーションに関する手当て、また、最近では子育て支援に関する託児所補助などの手当ても増えてきています。こうした手当てを上手に活用しながら、働きやすい環境を自ら得ていくことも必要なのかもしれません。
※掲載企業の最新の人事制度については各企業にご確認ください
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