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中小企業の経営者が抱えている課題はいろいろあるだろうが、エヌエヌ生命保険株式会社が、50歳以上の中小企業経営者2,297人を対象に「会社の“今と未来”」について行った調査結果によると、もっとも多かったのは「人材の確保・育成」が42.9%という結果だった。
次いで「営業力・販売力の強化」が26.7%、「新規開拓」が21.2%、「資金繰り」が17.3%、「事業承継」が16.2%と続いている。
また、中小企業経営者2,297人のうち、54.1%にあたる1,212人が、「2025年も現役のまま経営者を続けている」と、半数以上が2025年も現役続行の予定であると回答している。
その理由は、「経営者を続けていくことが生きがいだから」が42.2%でもっとも多く、次いで「後継者の問題があり退くことができない」が37.4%となっている。
さらに、事業を承継するときには、「先代の思いや経営上必要な情報などが整理されて残されていることを重要」と考えている割合は、「非常に重要と思う(20.1%)」「重要と思う(33.9%)」「ある程度重要と思う(32.1%)」で、合計すると86.1%と高い数値を示し、先代の思いや、経営上必要な情報などを重要視していることが明らかとなった。
さて、創業者や先代経営者の事業への情熱や、さらに経営上の情報をまとめておくのは、総務の役割となるだろうが、これらを体系的に整理しておくのは大変な作業だ。
エヌエヌ生命は、後継者に伝えるべき情報を、包括的・体系的に整理するツールを提供している。こうしたツールを活用するのも一つの方法だが、担当者だけで効率よく整理をしていくためには、テーマごとに担当者を決め、長期スパンで取りかかることも必要となるのではないだろうか。
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